建て方(たてかた)の最後に、吉日の日を決めて上棟式(じょうとうしき)と呼ばれる儀式が行われます。その主旨は、これまでの各職方への慰労と今後の工事完成までの安全を祈願するものです。写真のように、五色絹を飾った柱を棟木に掲げ、上棟式を行っていることを神々に知らせます。上棟を迎えると、ようやく空間の様子が見えてきます。建築主の夢が膨らむ瞬間です。