既存建物の取りこわし工事の風景です。古い建物ですが、当時の造り手の魂が宿っていますから、どことなく切なく感じます。さて、現代の取りこわしは、写真のような重機をつかって簡単にこわしてしまいます。しかし、平成14年より建設リサイクル法が施行され、分別して解体することが法的に義務付けられました。そのため、重機で一気に解体する前に、手作業で丹念に分別します。当然ですが、施行前に比べ、解体コストが割高になりました。更地に家を造る場合は、このような取りこわしはありませんが、建て替えの場合はしかたありません。こわされてしまうことはとても寂しいですが、新しい創造へのスタートです。さあ、どんな家が出来上がるか、その過程をリアルタイムで見ていきましょう。